私たちが知っている「これぞいちご」という三角形の形ではなく、例えばグローブのような形だったり、チョキの手の形だったりするいちごがたまにありますよね。大抵はとても大きな実の場合が多いですが。あれは美味しいの?奇形だから体に良くないの?って考えるかもしれません。
そこで、そんな疑問に今回はお答えしましょう。
変な形のいちごは美味しいのです!
別のページでいちごの一番甘いところを解説しましたが、結論、変な形のいちごは美味しいし、安全です。→いちごの美味しい食べ方
いちごは先端の部分が一番熟していて一番甘くて美味しいのです。
ですから、変な形のいちごはその美味しい先端部分がたくさんあるので、その分甘いところもたくさんあるということになり、とてもお得で美味しいいちごなのです。
変な形のいちごは、ケーキとかに使うのは難しいかもしれませんが、生食する分には食べ応えがあり美味しいのです。
中には形がいびつなのは気持ち悪いと敬遠する方もいるようですが、私なら進んでその形のものを選んで食べます。
ちなみに、下の写真はいちご農家の直売所でセットで売られていたのでついつい買ってしまったものなのですが、なんと「グー、チョキ、パー」のセットなんです。
言われてみれば、確かにそう見えないでもないですよね。
サイズも1粒赤ちゃんの手のひらぐらいあって食べ応えもあり、とっても甘かったですよ
歪な形のいちごを、あっ、グーチョキパーだ!って感じたそのいちご農家さんもすごいと思います。
ちなみに、どうしてこんな形になるのか不思議ですよね。どうしてか分かりますか?
リンゴや桃、梨に柿、いろんなフルーツありますが、いろんな形になったフルーツを店頭で見たことありますか?
いちごは、本当にびっくりするぐらいいろんな形になる実なのです。
いちごがこのような形になるのは、何も奇形や病気ということではありません。
様々な要因がありますが、一番の原因はミツバチの受粉が綺麗にできていなかったことが挙げられます。
いちごの実がなるには、ミツバチが上手に受粉してくれることが大切なのです。
ミツバチがいちごの花の雄しべと雌しべを綺麗に受粉させると丸い可愛いあのいちごの形になりますが、変な受粉の仕方をしてしまうと、形が崩れてできてしまいます。
いちごは比較的、この受粉によるいびつな形がよくできる作物と言えるでしょう。
でも、何の問題もない、むしろ甘いところの多いいちごの証明のようなものですから、積極的に食べられることをお薦めします。