いちごの花といえば、どんな品種でも「白くて可憐な花」というのが定番ですよね。
一部、四季なりいちごで少し赤みのかかった花のものがありましたが。
そんな中、先日ホームセンターで今まで出会った中で、一番花の赤いいちごを発見しました。
びっくりです。
白い可憐な花だと、少しガーデニングフラワーとしては物足りないものがありましたが、この赤い花なら十分、花だけでもガーデニングで楽しめるんじゃないかと思うほどです。
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その名も「サントリー ローズベリーレッド」
売り込み方も、花も実も2度楽しめるというキャッチコピーですね。
どうやら四季なりいちごのようです。POPでは「かんたんイチゴ」と書いてありますが、私の経験では四季なりイチゴはちゃんと実を付けるように栽培するがとても難しいものが多いかと。
やはり、いちごは1年に1度しか楽しめなくても1季成りの方が美味しく大粒のものができるな〜というのが私の個人的見解です。
しかし、サントリーさんはいつもながら他のメーカーさんや研究所とは着眼点が違うことされますね〜。
最近新種として発表された奈良県の「古都華」などのように、「大粒で美味しいのものを」というのが主流の方向性だと思いますが、まさか「花が楽しめる」というコンセプトで来るとは。
とても斬新です。
私も、いちごはもっとガーデニングの仲間に入れて楽しむべきだと考えている派なので、サントリーさんの考え方大賛成です。
私も、なんとかいちごの実を食べる以外に、鑑賞して楽しめないかと他の花と合わせて写真を撮って見たりしています。
何点かUPしますね。
結構、赤い実が他の花とのアクセントになって可愛いく存在感を出してくれるんです。
普通いちごを家庭で栽培する場合は、プランターが一般的ですが、少し上級者だとストロベリーポットで栽培される方もいらっしゃるようです。
写真;サカタの種「園芸通信HPより」
ストロベリーポットというのは、昔から、いちごを目でも楽しもうと考えられたポットで、何箇所か段々でいちご苗を植えることで
立体的にいちごを楽しむことができる優れものなんです。写真映えもしますよね。
私は、小さな植木鉢に苗を植えて、植木鉢から溢れでるいちごの実を楽しんでいます。
実はこんな風に実をならせるのが難しくて、特定の品種でしかできないんです。最近の品種はいちごの軸が長いものが多くて、苗からすぐいちごができるのは少ないんです。
皆さんも、もし園芸が好きならば、もう3月ですが、今ならまだホームセンターでいちごの苗を売っていますから自分なりのいちごの成らせ方を楽しんでみたらいいですよ。
サントリーの開発した「蜜香」といういちごの品種が大好きです
今回のこの赤い花はサントリーの「ローズベリーレッド」という品種でしたが、何年か前に同じくサントリーから発売され始めている「蜜香」という品種のいちごが私は大好きなんです。毎年か苗を更新(ランナーという子苗を出させて株を増やしていくこと)して今も沢山栽培していますが、独特の香りと味がするんです。
色々ないちごを食べてきましたが、この「蜜香」の味と香りのオリジナリティは本当に秀逸です。
例えるならば、貴婦人というか、フランスの香水のようなとても高貴で上品な香りと味わいが楽しめるのです。冬場11月から12月にかけてホームセンターで苗が出回りますから一度皆さんもチャレンジして見てください。残念ながら実だけ市販されることは無いのでこの味を楽しむには自分で栽培するしか方法がないのです・・・・
皆さんは知っていましたか?日本はいちご品種大国だということを。
世の中にどれほどのいちごの種類があるのか想像もつきませんが、確かなのは日本がいちご品種大国だということです。
こんなに、各都道府県、いや下手をしたら市町村単位で様々ないちごの品種を栽培して競っている国はないのかもしれません。
それに、こんなにいちごが甘いのは、日本独特のオリジナリティなんですよ。海外のイチゴは野生種に近いのでとても酸っぱいのです。海外でも、今でこそ甘いものも栽培されていますが、日本から苗を持ち出されたものが多いようです。
昔、海外ではいちごは生食するものというよりはジャムにしたりケーキに入れたりと加工して食べる方が多い食べ物だったんです。
昔のイチゴは海外から伝わってきたものなので、日本のいちごも今ほど甘くはなく、生で食べる時も砂糖や練乳(昔は高級品だからあまり使われていなかった)をかけたり、ホットミルクの中にいちごを入れてスプーンで潰していちごミルクにして飲んだりしたものです。※写真のようにそれ専用のスプーンもあるぐらいです。
こうすると、いちごもミルクもとっても甘くて美味しくいただけるんですよね〜。私の子供の頃は、母親がよくお風呂上がりに作ってくれたのを今でも覚えています。
なぜお風呂上がりが多かったかは疑問のままなのですが。
最近は生食でも十分甘いので、逆にこんな食べ方したらもったいないという思いもあるのか、こんな食べ方する人は少なくなったかもしれません。
まとめ
少し話が思い出話に脱線してしまいました。
お伝えしたかったのは、赤い花のいちごが登場したということ。そしていちごもガーデニングを彩る一つの品種として楽しんではどうでしょうかという提案でした。
これからもいちごの楽しみ方をもっとお伝えしていきますね。お楽しみに。